Yさんは上司に転職の意向を伝えたそうです。上司はじめ先輩方が慌てて止めたそうですが、Yさんの心は決まっていました。
「今までさんざんと求人を見て転職をしてきましたから、はいさようならというのは無いと思っていましたが、これほど止められるとは思っていませんでした。できれば日頃からこういった意思疎通をしておけばいいのにと思いました」
Yさんの勤めていた会社でYさんが印象的だったのは、部下や上司、社員から役職のついた人に対しての人事的な申し合わせがほとんど無いということです。どうにも成果が認められていないという印象のあったYさんが決定的に思ったのは沢山の要素がありますが、主に会社からのパワハラのような仕打ちを受けたことで、「群集心理の塊」と思ってしまったようです。
「私の思いすごしと思うようにしていました。しかし例えば挨拶をしても返してくれない、一度出勤してきた私に『あ、来た』と言ってすましてどこかに行ってしまったこともあります。」
会社での自分の立ち位置が上手く確立できずに、さらに自分の環境や新たに戦力になる人間を認めようとしない先輩方の感情も垣間見えたそうです。
Yさんが転職時に気をつけたことは、次の職場においてはなるべく目的ややるべきことが勤める前から描ける仕事がいいと思っていたそうです。
「ありえない話ですが、本当にそう思ってしまいました。仕事は習うより慣れろの世界でできるものとも思えなかったので、それだけは大事にして、なんとか自分が前もって描ける仕事像を求めようとしました」
Yさんの転職、会社を離れてみてからの様子はYさんに向いている仕事って?でお話していこうと思います。