Yさんの前職の職場の体質

Yさんが仕事が辛くなってきたのは求人を見て応募した後の半年経ってからでした。入社したのが8月1日からですから、ちょうど2月の寒い頃です。その際に、上司から新卒の新入社員の先輩、指南役になってほしいと頼まれたそうです。

「会社から信頼されていることは十分わかりました。しかし、やっぱり嵩んでいく業務量が心の重荷になり、素直に喜べない自分がいました」

業務の内容はさらに増え、庶務一般の仕事のほとんどがYさんに集中するようになったということです。Yさんの机のダッシュボードには各データーベースへのアクセスのユーザ名とパスワードが書いた付箋がたくさんあったということでした。

Yさんはそれからも業務をこなし、自分の時間も確保できるようになり、心に若干の余裕が生まれてきているところでした。そこへ降って湧いた指導役の話。Yさんからしてみればとどめを刺された気持ちになったそうです。

「先輩になってほしいとの時点で、この仕事を続けていたらいずれ自分が潰れてしまうと思いました。信頼されているというよりも、業務をこなせて面倒な仕事をやってくれるから、新人も。という風にさえも思ってしまって、辛かったです。」

Yさんが転職を決意したのはこのタイミングだったそうです。それ以降Yさんは転職活動を初めました。取得したばかりの有給休暇を使うのに上司や先輩からの目はあまりよくなかったそうですが、もうそんなことに構っていられないと思ったそうです。Yさんの転職のステップは次のYさんが転職を決意した理由で紹介していこうと思います。

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