Yさんは以前、学習塾と生徒へのカウンセリングサービスを提供する会社の内勤をしていました。入社当時から業務をそつなくこなすことができ、仕事においてはさほど不満を持っていなかったそうです。しかしながら、日々こなしていく業務量が倍々式に増え、とてもこなしきれずに、さらに入社間もない当初は退勤時間が決められているので、残務をこなしたくてもこなしきれない日々が続いていたそうです。
「毎日の仕事は増えているのに、退勤時間はきっちりと決められていて、結局は先輩方に仕事を振るしかない。心苦しいし、こなせなかった業務を振り返ると自分が何も能力が無いように思えて辛かったです」
Yさんはこう話します。Yさん自身の仕事内容を見てみましょう。
まず、Yさんの仕事は主に庶務業務と言えます。所属している課こそ全国に存在する自社の学習塾やカウンセリングセンター拠点など、さらに関東一円に存在する支店からの声の吸い上げです。しかし彼はその業務をこなしつつ、総務の仕事である人材管理のマスター記入、業務用物品の発注、ダイレクトメールの作成から各拠点の電話料金の仕分け、…などなど、担当している業務はこれ以上で多岐にわたります。
「その業務をこなしながら自分の時間を確保することは不可能でした。家に帰ればもうお風呂に入り寝ることしか残り時間がありません」
とYさんはその頃の辛さを振り返ります。さらにYさんはこうも話します
「どんな求人でも楽な仕事があるとは思っていません。しかし業務量が正直キャパシティを超えています」
Yさんの求めたかったこととは。会社の体制からYさんの求めていたことまで、次のYさんの前職の職場の体質で細かく掘り下げていきたいと思います。